▼ライブオーディション「OTONOVA」会場代表決定戦in寝屋川vintage!
全国約110会場500イベント、約2,000アーティストの出演で開催される音の遊び場「OTONOVA」!
1月の寝屋川vintageでの会場代表予選会を敗者復活枠で勝ち上がり、今回は各会場での代表アーティストを決める2次予選です!
敗者復活で得たチャンスが無駄にならないよう2018年3月20日(火)寝屋川vintageで最高のライブを魅せます。
当日のライブオーディション「OTONOVA」会場代表決定戦in寝屋川vintageにお越しいただき山本一孝へ投票をいれに来てください!宜しくお願い致します!-山本一孝-
▼ライブオーディション「OTONOVA」スケジュール
2018年
1月~3月:会場代表決定選考会
4月~5月:エリア代表決定選考会
6月2日:グランプリファイナル
▼賞金
グランプリ:100万円
準グランプリ:30万円
OTONOVA特別賞:10万円
エリア代表アーティスト:10万円
▼参加アーティスト特典
【グランプリ】
・SHOWROOM特別番組出演・Frekulかんたんカラオケ配信1曲無料・音楽情報誌UtaTenにて受賞インタビュー記載...etc
【グランプリファイナル出演者】
・全出演者に1曲のライブMVをプレゼント
・ Amazon Disc on Demand にてオムニバス音源を全国展開
・優秀アーティストにはレコーディングのバックアップ、さまざまなレーベルからのアーティスト活動のバックアップがあり(該当者なしの場合あり)
その他にも様々な特典有り!
▼What‘s OTONOVA- オトノバとは?-
「760万会員」に福利厚生のサービスを提供している ㈱ベネフィット・ワン と
定額制ライブ行き放題サービスを提供している ㈱ソナーユー が共同主催で開催する「ライブパフォーマンスグランプリ」です。
●アーティストの最高なパフォーマンスをより多くの人に「知ってもらえる」「観てもらえる」「聴いてもらえる」
をコンセプトに、全イベントを生配信でお届けし、配信shopにてエントリーアーティストの楽曲を配信する事で“どれだけ多くのファンを作れるか”と日々アーティストの取り組む活動に対してオーディエンスの“新しいミュージックライフ”を提供しサポートしていこうと立ち上がったプロジェクトです。
▼投票方法
・投票にはOTONOVAのHPからオーディエンス登録をする
※登録無料(Twitter、Facebookからの簡単連動登録ページもあります)
オーディエンス登録はコチラから→OTONOVAオーディエンス無料登録
・オーディエンス登録完了後、10ポイントの無料ポイントの配布
・アーティストへの投票期間はライブ当日のスタート時間から当日の23:59まで
・ライブにお越しいただいた方には5000ポイント×2がもらえるシリアルナンバー付きフライヤーを配布
・オーディエンス登録をすると最初に10ポイントを無料でゲット
・一部有料ギフトもありますが原則無料です
※より詳しく知りたい方はコチラよりご覧下さい→OTONOVAofficial
《Live schedule》
▼3/10(土)高槻T-true
「NB企画~Home vol.57~」
【開演】18:30
【前売・当日】1000円+1drink
▼3/16(金)someno kyoto
「Mee float企画~Traveling~」
▼映像と歌のコラボレーションイベントです!
【開演】18:30
【前売/当日】2000円+1drink/2500円+1drink
▼3/20(火)寝屋川vintage
「OTONOVA会場代表アーティスト決定戦」
あなたの投票で代表選出が決まります!
【開演】18:00
【前売/当日】2000円+1drink/2500円+1drink
▼3/27(火)祇園silver wings
「Melodic Voice Vol.24」
【開演】19:30
【前売/当日】2000円+1drink/2500円+1drink
▼4.29(日)someno kyoto
「感情の端っこ」
東京から島崎智子さんをゲストに迎えてのスペシャルな日です!
【開演】18:30
【前売/当日】2300円+1drink/2800+1drink
15階。
エレベーターに乗っているのは俺1人。
手には子供用オムツと女性用の化粧品が入ったビニール袋を持っており、55階のボタンが光っている。
今まさに自宅へと帰っている所だ。
「1時間。いやっ、それ以上か。家に戻るまでもうしばらくかかりそうだな。」
エレベーターは赤ん坊がよちよち歩きで進んでいくほどの早さだ。
30分が経ち、更に30分が過ぎる。
「そもそもエレベーターが遅いと分かっておきながら何故わざわざ55階の部屋を借りたんだ。
...そうだ、上の階が何故か家賃が安いということに目を惹かれて深く考えずにここに決めてしまった俺が阿呆だったんだ。」
これ程までに自分の楽観さを悔やんだことはない。そんな自問自答をしている間にもエレベーターは勢いを増すこともなく上がっていく。
「もうすぐ25階か、一旦降りて用を足しておこう。」そう思い俺は25階のボタンを押した。
ここのマンションを作った会社がエレベーターの事を考えて5階ごとに共用トイレを設置したのだ。
【意味不明】という言葉はこういう時に使うのであろう。
そもそも普通のエレベーターにしておけば5階ごとにトイレを設置することも、エレベーターに乗る度にいちいち気構えをすることも全く持って無かった筈だ。ここのマンションを選んだ自分にも大声で言ってやりたい。
「意味不明!!!」と。
「タラララッタッタッタ~♪」
25階に到着し扉が開く。
「なんやねんその到着音。ドラクエかっっ。レベル25になったんかっっっ。」エレベーターに小さく突っ込む。
そうして一旦降りてトイレに向かう。
トイレの前に着く。ドアを開けて驚愕する。
トイレの中は宝石の様に光り輝き、ヨーロッパ風の室内に大人20人はゆうにくつろげるであろう程の広さ。
壁には大きな液晶テレビが設置されており、4人掛けのソファーが縦横に5つ。更にはビールサーバーにおつまみまで置かれてある。
意味不明を通り越して神々しささえ感じ俺は吸い込まれる様に中に入った。
中に入り更に驚愕する。何も無いのだ。もう一度言おう、【何も無いのだ】
小便器もなければ大便器もない。な・に・も・な・い【なにもない】
入口にはしっかりと【共用トイレ(男)】と確かに書いてある。
しかしながら、そもそもが楽観主義者の俺はすぐさま気持ちを切り替えトイレ(風)の室内に戻り、ビールを7:3の黄金比率で注ぎ、コンソメパンチをチョイスし誰も座っていないソファーに腰掛けてテレビを観る。今、流れているのは大好きなお笑い番組『ガキの使いやあらへんで』だ。
そしてひとしきりゆっくりした後、もはや帰りたくないほどの豪華なトイレ(風)を背にして家に帰る為エレベーターに戻った。
再びエレベーターが55階に向け動き出す。
30、40、50、よちよち歩きのエレベーターだが確実に、そして着実に長い道のりを上っていく。
その様はまさに一歩一歩大人の階段を上がっていく我が子の様に見えた。
「家に帰ったら愛する妻と我が子を強く抱きしめよう。」
周りに誰もいない為か、恥ずかしげもなく自分自身にそう囁く。
「タラララッタッタッタ~♪」
遂に55階に着いた。「ドラクエかっっ。」とはもう言わない。ここに来るまでの道のりで俺は大山脈の澄んだ水の様な人間に生まれ変わったのだ。
約2時間30分、俺を家まで送り届けてくれたエレベーターに労いと感謝の言葉を残し愛する家族のもとへと歩みを進めていた。
「...ガチャ」
玄関のドアを開け俺は言った。
「ただいまー!」
妻の声がリビングから聞こえる
「おかえりー!」
我が子を抱き抱えた妻が俺の前までゆっくり向かってくる。
「お仕事ご苦労さま♪今ちょうどお風呂が沸いたから先にお...」
妻が喋り終わる前に2人を抱きしめ俺はもう一度言う
「ただいま。」
少しびっくりした妻を見て急に照れくさくなり抱きしめていた両の腕をパッと離す。
そしてその瞬間に先ほどトイレ(風)の部屋でビールを飲んでしまった為か、急に尿意を感じトイレに向かう。
「ちょっとその前にトイレに行ってくるね。」
そう話しかけた俺に妻が衝撃の言葉を発する。
「...トイレ?家にトイレなんて無いわよ?」
「.........!?」
...そこで俺は目が覚めた。
俺は起きた。
今までの経験をフルに活かし急いで布団から抜け出し確実に、そして着実に。トイレへと歩みを進めた。
「...ガチャ」
明るい未来へと続く扉を遂に開け、俺は安堵の声で呟いた
「セーフ」
~ギリギリの夢~終